車載部品が戦略商品に
- タムラ製作所 [6768] 東証1部 時価:402円
タムラ製作所が400円台へ乗せて今年高値となった。構造改革の前進と次世代の戦略商品として車載用部品・材料が今期から立ち上がり、今後、大きく飛躍する見通しとなることが確認され、株価の更なる上伸を期待している。タムラ製作所は弱電用トランスの大手だが、電機メーカーなどの不振で09年3月期業績は赤字に転落した。不振打開のため不採算部門からの撤退や20カ国、51社の分社経営の統廃合、さらに非正規社員のリストラなど経営構造改革を行っている最中だ。「今期は大胆な政策を実施し是非とも黒字を達成したい」(会社側)という。一方、戦略商品が育ちつつある。「数年前から開発してきた自動車メーカー向けの車載部品と部材で今期から数10億円規模の売上げが立つ予定。この分野は電気自動車などエコカーへの政府支援もあり、成長性は極めて高く今後の戦略商品としたい」(同)と期待をかける。このため、業績は今期をボトムに急回復しよう。三菱UFJ証券では11年3月期の営業利益は21億円(今期予想4億円)を予想している。400円台を回復し利益確定の売りが出やすい局面にある。しかし、経営再建が極めて順調であること、さらに次の戦略商品が育つ方向性が明確になったことなどを考えると株価の居所は大きく変わると考えた。