セパレータでは優位性
- 宇部興産 [4208] 東証1部 時価:270円
270円台へ乗せ1月高値(279円)へ迫った。後場にもこの高値をクリアし近日中に300円台へ乗せよう。やや、大型株に属するものの、電池向け乾式セパレートでは高い技術と設備を有する同社への注目度は高く、ヒョッとするとリチウムイオン電池関連の主流を形成する可能性を秘めている。3月以降の株価上昇を牽引したリチウムイオン電池・電気自動車関連は株価上昇に伴う加熱感で一つの曲がり角に来ているとの指摘がある。事実、主役のジーエス・ユアサは高値から3割近い下落となった。しかしながら、この下げはスピード調整に伴う一時的な反動安と受け止めている。リチウムイオン電池市場は2014年に1兆8000億円(09年比2.2倍)、さらに2020年には4兆3000億円へ拡大する見通しにあり、次世代エネルギー・環境関連の成長産業であることはいうまでもない。ただ、調整段階にあることに依存はなく、市場はジーエス・ユアサに代わる銘柄を模索する状況で宇部興産はその有力候補と考えている。セパレータは民生用電池では主流だった温式から自動車向けでは乾式が主流になりつつある。宇部興産は当初から乾式セパレータを手掛け、設備・技術ともわが国では最右翼である。当面の業績不振も峠を超えつつある。300円台を超えると400円までは売り株の薄い真空状態であることにも注目したい。