下値鍛錬は十分

セディナ [8258] 東証1部 時価:216円

前場は300円を超える大幅反落となった。直近の安値へ後退し調整色がさらに増した。世界景気の回復がさらに遅れる懸念から米国株が大きく下げた影響だ。利益確定と損だしの売りに大半の銘柄が一方的に下落するなかジーエス・ユアサ、明電舎など環境関連は比較的強い動きを見せた。当研究所はこのセクターを一貫推奨している。この方向性は少しも変わらないものの世界的な株安を前に一方的にこのセクターを買い上げるのもチョッとしんどいかも知れない。ハイテクなど輸出株の出直りに期待をかけるのもさらに難しい。今回は底値を這い下値鍛錬が十分なセディナに注目した。オーエムシーカード、セントラルファイナンス、クウォークの3社が母体となり、今春に発足した住友三井系の金融サービス会社だ。今回の合併を契機に将来変貌を感じた。2−3年後のビジョンを考えると300〜400円があっても可笑しくないと考えた。10年3月期は合併に伴うコストを一気に吐き出すため、営業利益は前期比6割以上の大幅な減益となるものの11年3月期はコスト計上の一巡などから今期比7倍近い回復する見通しだ。カードソリューション、ショッピングなど合併3社が得意とする事業を伸ばす一方で徹底的にロスをなくす。3ヵ年計画によると2011年度のカードショッピング取扱高は2兆2399億円(08年度比23%増)、営業利益は300億円(今期計画26億円)を目指す。この計画が実現するとEPSは30円を超える。「利益を出せるメドが立てば、出来る限り早い段階で復配する」(会社側)という意気込みも評価したい。