会社側は強気

積水ハウス [1928] 東証1部 時価:954円

太陽光発電システムを備えた太陽光発電住宅の販売が好調だ。戸建て住宅最大手の積水ハウスに注目したい。株価は1000円台を目前に揉み合っているが、チャートは長いトンネルから抜け出し上昇方向へ大きく転換したところだ。上値関門の1000円台へ乗せると1200〜1400円へ一気に駆け上がる可能性がある。住宅環境はここに来て大きく好転している。「当社の価格帯は5000〜8000万円で高額所得層が主な対象。昨年10月のリーマンショック以降の株価・土地の大幅な下落によりこの高所得層が大きな打撃を被った。しかし、この影響も今上半期で峠を越し景気の底入れと政府の住宅支援をテコに下期から回復へ向かうと判断している」(会社側)。最大の目玉商品は太陽光発電システムを備えた太陽光発電住宅で政府・自治体の支援により高額取得者層中心に購入意欲が高まっている。太陽光発電住宅を購入すると、1世帯に対し上限は10キロ、最大約70万円まで政府の補助金を受けられる。東京都、神奈川県、埼玉県なども同様の制度を導入している。「太陽光発電システムを備えた住宅の評価は非常に高い。太陽光という全くエコの電力が得られるほか、発電で得られる電力を電力会社へ売電すると、10年程度で購入費用を償却できる。そのメリットは大きい。今年度は太陽光発電システムを備えた住宅販売は6000戸を計画しているが、1−2年後は1万戸へ拡大する計画する」(同)という。積水ハウスを推奨するもう一つの理由は、ジーエス・ユアサを筆頭に同関連株の乱高下だ。このように荒れてくるチョッと付きにくい。また、為替動向に先行きの不安があるため、輸出株の上値追いも考えられない。当面の物色は内需株へ傾く可能性がある。ミサワホーム、住友林業など住宅株が大きく上げており、そのかなで最大手の積水ハウスが出遅れていると考えた。会社取材で得たのは、住宅会社が意外なほど強気であることだ。このことは先に紹介したミサワホームにも当てはまる。住宅ローン減税、さらに太陽光発電システムへの政府・自治体の支援はエコカーに対する消費者の購買意欲の大きな変化と同じく、政府の景気対策が効き出始めたと思われる。