株式市場に一服感
- 東京市場は利益確定の動きから、日経平均株価は3営業日ぶりに1万円を割り、前場引けは196円安の9843円67銭となった。5月27日からの6連騰と、一本調子で挙げていただけに前日のNY市場の下げが利益確定の契機となったようだ。そのNYだが、原油を筆頭にコモディティ価格が下落、株も売り優勢で始まった。特にNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったことで下げが加速する展開となり、一時は200ドル割れの局面もあった。原油が70ドルを割るとエネルギーや素材も連れ安となった。ただ、投資家に不安感は台頭していない。
麻生政権の支持率が大きく揺らいでいる中、民主党が千葉市長選挙で勝利を収めた。次のヤマ場は7月12日の都議会選挙に移るが、日興シティは『民主党優位で何を買うか』とのレポートを出した。民主党政権誕生なら公約を実現するために10兆円を越す大型補正予算が実施されることになるとして内需株が浮上するとしている。注目銘柄としてはインターネット関連株のヤフー(4689)、楽天(4755)、イー・アクセス(9427)の3銘柄を推奨した。
株式市場は、3月10日から最近の高値までの上昇率は、日経平均は43%だったが、新興市場はマザーズ54%、ヘラクレス55%、ジャスダック17%だった。歴史の古いジャスダックには人気がなく、歴史の新しい新興市場に関心が強いという動きを見せている。新興市場は06年1月に天井を打ち今年3月までマザーズ指数は10分の1になった。それだけに下落率の大きさからしても戻りは驚くほどのことではない。材料だけでなく数字を見ての新興市場には今後注目といえよう。