エネルギー・環境事業を本格化

三菱重工 [7011] 東証1部 時価:380円

三菱重工が380円台へ乗せてきた。直近の高値だが、1月高値(430円)にほど遠く出遅れ感は著しい。今・来週中にも400円台回復した後に450円前後へ水準を上げる公算が大きいと考える。船舶から原動機、航空・宇宙など総合重機メーカーで三菱系の中核会社の三菱重工がエネルギー・環境事業を本格的に取り組む方針へ明らかにしたことを評価したい。8日は自社開発・製造のリチウムイオン電池とエンジンを併用し燃費を4割減らしたフォークリフトを10月に発売すると発表したが、これはその一例に過ぎない。3日はエネルギー・環境事業説明会を開き、重点分野と位置づけるエネルギー・環境分野の売上高を09年度計画の2兆円から12年度以降に3兆円へ引き上げる方針を明らかにした。年内にもリチウムイオン電池の製造に参入するほか、発電用ガスタービンや原子力発電、風車事業を強化する。ガスタービンでは高能率の新製品を投入し現在の23%の世界シェアを12年に30%へ高める。防衛産業メーカーの印象が強く、「投資家の受けはいまいちの感があり、これは株価が出遅れる大きな一因」(市場筋)だった。しかし三菱重工がエネルギー・環境事業を大々的に強化する方針へ大きく変化したことで株価イメージの一新へ繋がる大きな前進と捉えた。