オバマの景気対策と週末のSQ


東京市場は、NYダウ高・円安を受けて08年10月8日以来8ヶ月ぶりの9900円回復。午前10時19分に9914・07円の年初来高値を示現したが前場段階ではその後伸び悩みを見せている。今週の注目点は週末の金曜日(12日)の6月メジャーSQ。攻める主体と、ブロックする主体の攻防戦が予想される。可能性として、日経平均は上下500円ぐらいがどちらにも動くとの見通しだ。株式市場は現在、「押し目待ちに押し目なし」の状況が続いており、殆どのコールオプションの売り方が負けている状況にあることから、もう一段の背中を押す材料が出ればオプションの「売り方の完全敗北」で決着がつきそうな勢いで、為替が円安に振れていることもあり、週内にも日経平均株価の大台1万円をタッチする場面も出てこよう。国内株では銀行株の出番が近いかも知れない。
NY市場は、5月の雇用統計の雇用者数が事前の予想ほど悪化しなかったことから、サプライズと判断、株価指数は買いが先行した。為替市場の円相場は大幅続落。前日比で2円05銭の円安ドル高の98円60〜70銭で取引を終えた。アジア株高や欧州の株高からリスク許容度改善を見込んだ円売り(ドル買い)が先行したものだ。円は対ユーロでも続落した。8日は米ストレステストによる金融機関の資本増強計画策定期限となっているほか、NYダウ平均が新たな30銘柄で算出されることになる。またオバマ大統領が景気回復の方向性を明確にするために景気対策の強化に向けた計画の発表が予定されている。約8000億ドル規模の財政政策の早期執行計画を示す見通しだ。

 明智 平蔵