GM破綻とウオール街
- 懸念されていたGMの破綻が確定し、昨日のNY市場はアク抜け感から自動車セクターは大幅高となりダウは221.11ドル高を演じた。GM株は上場廃止前に空売りの買戻しが殺到、株価は一時1ドルを上回った。フォード株も上昇。この日、ダウの構成銘柄の入れ替えが発表され、GMとシティグループが除外され、シスコシステムとトラベラーズが6月8日より新規採用されることとなった。ウオール街では一時、「GMに替わってトヨタの新規採用」との噂が飛び交ったという。NY市場で話題を呼んだのはドライシップ(DRYS)という中型の海運株。バルチック海運市況が先週までに19日間の連騰になったことで買い進まれ、短期間で株価は4.2倍になったという。「世界の投機資金が海運株に向かっているが、このままいくと、業績反転のレバレッジも大きい」(市場筋)と懸念する向きも出てきている。
東京市場は、日経平均株価が9500円を回復、強い展開が続いている。今日の寄り前の外人動向では差し引き810万株の買い越しとなった。欧米ともに買い越しで、市場では「オイルマネーの買いも入っている」(大手証券)という。チャート面では長期移動平均で55年移動(9740.15円)、や50年移動(10664.80円)が上値の抵抗線として意識されており、当面は買い遅れた投資家の買い戻し、また戻り売りといった売り買いの交錯した相場展開が続くものと見られる。
明智 平蔵