統合で業績は大幅上方修正
- 共英製鋼 [5440] 東証1部 時価:2,635円
会社は10年3月期の営業利益について前期比41%減の155億円の見込みを公表している。電炉需要の大幅な後退を懸念しているわけだが、主原料のくず鉄市況が軟調に推移していることに加え、電炉需要が底打ちの様相であることから今期をボトムに来期以降から増益へ転じる公算が出ている。注目されるのは共英製鋼が今年10月に東京製綱と株式移転による経営統合することで今期業績計画は同社単独のみの発表となっていることだ。株価が大幅に出遅れているのは、新会社の業績見通しが不明確なためである。三菱UFJ証券では、東京製綱の業績を加味した営業利益を16億円と見込み、今期営業利益は180億円とし会社計画を25億円上回るといい、上期決算発表時に今期業績予想は大幅上方修正されよう。三菱UFJ証券では、東京製綱の業績がフルに寄与する11年3月期営業利益は195億円、さらに12年3月期は同215億円を見込んでいる。EPSは今期が207.7円、来期が211円、再来期が245円へ向上する。株価は来期ベースでレシオ10倍。鉄鋼株が上昇するなかで同社株の出遅れが著しく、株価の修正余地はかなり高いと考える。