大相場発展へ烽火

クミアイ化学 [4996] 東証1部 時価:431円

クミアイ化学は69円高(431円)と高騰。この2日間で100円近く上げているため、買いにくいかも知れないが、昨年以降の長い揉み合いを一気に上へ離れており、大相場の初動と考えている。押す局面は絶好の買いだ。農薬専業大手。国内向け農薬市場は低迷している。一方で海外向け農薬は好調。世界的な食糧不足を背景に農薬需要は今後さらに急増する見込みだ。同社は除草剤「ステイプル」、園芸用殺菌剤「バルボン・ビンケア」の海外向けが好調。さらに今期以降大型農薬が上市される。今年4月に米国・豪州で登録が認可された「ピロキサスルホン」(稲作用除草剤)で欧州、アジアでも順次登録申請する。上市は今年後半の予定だ。「この製品は海外向けに開発した。特に稲作用除草剤は中国を中心にアジア向けに販売を目指す」(会社側)という。28日にレーティングを前回の2から1へ引き上げ、株価目標を600円とした野村では、ピロキサスルホンの売上見通しを12年3月期で35億円、13年3月期で70億円へ従来予想の25億円、60億円から上方修正したが、この修正予想も極めて慎重だ。稲作用除草剤の市場は数千億円規模のうち1%程度しか売上を見込んでいない計算になる。今年上市する水稲用除草剤「ベストパートナー」、10年に上市予定の「ファンタジスタ」(園芸用殺菌剤)も大型化の見込みで飛躍的な利益向上が固い。