上げが一段と加速

三洋電機 [6764] 東証1部 時価:239円

三洋電機は続伸。前場の売買高は東芝に次いで第2位。ボリュームのアップは先高を示すもので上昇はさらに加速しよう。昨年11月高値(245円)を更新すると、いよいよ300円台が見えてくる。今年最大の出世株に成長する見方をこれまで何度も指摘してきた。株式市場の主役となる背景と条件が揃っているわけだが、そう信じている投資家はまだ少数派に過ぎないようだ。カラ売りの増え方を見れば、明らかである。3市場の売り残は5月8日現在の531万1000株から26日現在では1662万9000株へ3倍近い急増となっている。現物の繋ぎ売りなどが含まれているものの、個人の信用売りが大半だ。買い残は3795万4000万株に積みあがっているものの、貸借倍率は5月8日現在の4.9倍から2.28倍へ逆に好転している。売買高を増やしながら貸借倍率が好転する。昨年のジーエス・ユアサや古河電池の大相場を彷彿させる。その可能性は十分に揃っている。クリーンエネルギーの開発は、人類が21世紀に生き残るための共通した最大のテーマである。三洋電機は第1世代の「ニッケル水素電池」に次いで、第2世代の「リチウムイオン電池」でも開発競争に先頭に立っている。22日は太陽光発電で自ら持つ世界最高の変換効率を更新したと発表した。現在、徳島工場で年産2万台のリチウムイオン電池を生産しているが、新規に加西工場で年産10万台の生産着工に踏み切った。生産量は一気に6倍となる。132円をボトムにわずか2ヶ月間で8割も上昇した三洋電機がなお、騰勢を緩めないのは、三洋電機の変貌性に尽きる。まさに「株価は株価に聞け」である。

明智 平蔵