今年の大化け株

三洋電機 [6764] 東証1部 時価:198円

三洋電機は200円前後で強い。2500万株を大きく超える買い残を抱えおり、200円を少し上回ると利益確定の売りが嵩む。しかし、三洋電機の変貌性を強く意識した執拗な買いが継続しており、203円カイと来れば、昨年11月高値(245円)を抜け、300円台へ一気に突き進む公算がある。大型株では今年最大の出世株となりそうだ。同社は18日、兵庫県加西事業所内にハイブリッド自動車(HEV)用電池システムの開発拠点がある加西事業所の敷地内にHEV用リチウムイオン電池の新工場を建設すると発表。今回、新工場を建設することで「三洋電機は今後大きく拡大するHEV用リチウムイオン電池分野において、複数の自動車メーカーの対応できる供給体制を整える。当初は月産100万セル体制で生産を開始するが、需要に応じて生産規模を拡大する」(同社広報)。三洋電機はニッケル水素電池でも洲本工場に数十億円を投じて、生産量を年産6万台から15万台へ引き上げる。ニッケル水素電池はホンダのインサイトのほか、フォルクスワーゲン、フォードにも供給する。パナソニックはトヨタのプリウスに供給している。従って、三洋電機の生産量を合わせると市場シェアは実に8割を超える。三洋電機の変貌性を強く訴えるのは、電気自動車のカギを握るリチウムイオン電池開発において主導権を握り、三洋電機を除外したポートフォリオは考えにくいと思う。

明智 平蔵