次第に大相場の様相

三洋電機 [6764] 東証1部 時価:191円

一時、鳴りを潜めていた三洋電機は194円へ上げ、4月22日に付けた今年高値の180円を一気にクリア、昨年12月以来の200円超えを目前にした。クレディ・スイスが11日に「環境エナジーのコア銘柄」として同社株のレーティングを従来のアンダーパフォームからアウトパフォームへ2段階引き上げたことがきっかけだが、将来のパナソニックとの競合効果を考えると、今後さらに水準を上げ、大相場示現の可能性は極めて強いと思われる。当面の目標は、昨年11月高値の245円となるが、同社への悲観的な見方は多く、株価の上昇に伴うカラ売りの増加→取組み妙味の増大が見込まれ、昨年5月高値の297円へ迫る場面が想定される。パナソニックによる公開買い付け実施については着々と進展している模様だ。4月28日のプレスリリースでは、大株主のオーシャンズ・ホールディング(ゴールドマン・サックスグループ関連会社)、エボリューション・インベストメント(大和証券エスエムビーシーの完全子会社)、三井住友銀行が公開買い付けに応募する旨の応募契約をすでに締結しており、あとは日本、米国、欧州、中国との競争法手続きを残すのみで6月末にも公開買い付けが実施されよう。パナソニックとの資本関係強化は今後の三洋電機に絶大な効果をもたらすと思われる。特に三洋電機が最も得意とするハイブリッド自動車用電池において競合効果が発揮される。