出遅れ顕著

住友信託銀行 [8403] 東証1部 時価:446円

ゴールデンウィーク明けの7日は大幅続伸。日経平均は5月2日比401円高となり、1月7日高値(9239円)を上回り今年高値となった。NYダウ平均が4月30日比344ドル高と上昇したことで受けての上昇だ。このなかで三菱東京UFJが今年高値を更新するなど金融株の高騰が上げ幅を拡大した。NYダウ平均の上げは住宅関連指標が市場予想を上回ったほか、米金融不安の後退によるもの。連休明けの来週から米金融不安の後退に伴う世界的な株高が見込まれるが、やはり、上げを牽引するのは三菱東京UFJや三井住友銀行など金融株だろう。このなかで住友信託銀行の出遅れが顕著と考える。銀行セクターについては、JPモルガンがセクタースタンスを従来の弱気から中立へ引き上げている。この理由は、過去最大規模の追加経済対策など政策効果、特に銀行のクレジットコストに直結する企業倒産増加が一時的に抑制される可能性、さらに10年3月期業績予想の減額修正の発表で悪材料出尽し感が一巡することを挙げている。住友信託銀行は5月15日に前期決算と10年3月期の会社計画を公表する。前期は7割を超える大幅なマイナスとなったと推定されるものの今期は大幅な回復が予想される。足もとの融資残高は増加に転じているからだ。前場は1割近い高騰だが、1月高値(539円)からは出遅れ感が強く、大幅な反発局面において上昇余地はかなり大きいと判断した。