背景に三菱グループの経営戦略が
- ジーエス・ユアサ [6674] 東証1部 時価:677円
短期間に約150円高。22日は694円をつけ引けは17円安と反落したが、今日の前場は20円高とすかさず買い戻されるところを見ると、いぜん、強力な上昇基調の渦中にあると判断する。リチウムイオン電池関連の大本命であり、4ケタを付けない限り、「ジーエス・ユアサ株の大相場」は止まらないと考える。同社はリチウムイオン電池の大増産に乗り出した。21日は京都・福知山にハイブリッド車向けの工場建設に着手。投資額は約250億円で当初は年10万台だが、その後は段階的に20〜30万台へ引き上げる方針だ。主にホンダの次世代ハイブリッド車向けに供給する。ジーエス・ユアサについては、三菱商事を中核に三菱グループが全面的にバックアップする体制が整っている。この裏には、原油をはじめ資源・エネルギーに注力してきた三菱グループが次世代自動車は電気自動車であり、その開発には、リチウムイオン電池が欠かせないという認識がある。これは三菱グループの大きな経営戦略の転換でもある。昨年1月安値(195円)をボトムに630円へ棒上げする過程で海外勢などの介入が噂されたことがある。その本筋の存在は未だに明らかにされていない。しかし、ここに来てグループの戦略転換が明らかになると、「三菱グループの買い増し」か、あるいは第4位株主であるトヨタの接近も考えられる。そのなかで我々が三菱グループの買い増し説を採るのは、ジーエス・ユアサに占める三菱グループの保有株式が明治生命と三菱東京UFJを合わせても発行済み株式の6.3%に過ぎないことだ。三菱グループはジーエス・ユアサの株式を相当量買い増し、資本面から囲い込む必要性があると読む。海外説を採るなら、中国の新興企業が考えられる。