原材料価格上昇が沈静化

日清食品  [2897] 東証1部 時価:3,980円

東京市場は大幅続落。先行き不透明感がさらに増すなかでディフェンシブのイメージが強い日清食品株が堅調。原材料価格の沈静化による収益の改善期待が大きく、一段高の可能性が強い。即席めん最大手で、その原料は「小麦を筆頭に油、大豆、味噌、ビーフ、段ボールと幅広く、昨年からの価格上昇が著しい。」(会社広報)。このため、値上げによる数量減と原料高で苦戦しているところで09年3月期の営業利益は前期比27.7%減の200億円とダウンする見通しだ。しかし、ここに来て大きな変化が起きている。材料の価格上昇がここに来て沈静化してきたことだ。原油価格の大幅な下げが顕在化したことのほか、「政府が10月の麦価価格引き上げを従来の20%から10%へ圧縮する方針に加え、油などが第1四半期をピークに値下がり傾向が顕著で当社には朗報」(同)という。JPモルガン証券では、原料高の緩和と販促費の効率化を背景に今期の営業利益見通しは会社計画の200億円を大幅に上回る前期比16.7%増の324億円へ上方修正。投資判断もアンダーウェイトからオーバーウェイトへ引き上げた。