小型戦略

マツダ  [7261] 東証1部 時価:580円

トヨタが初の1000万台を超えるという当初の生産計画を下方修正。ガソリン価格の高騰や米国景気の急速な後退を前に国内自動車メーカー周辺には暗い影が付きまといがちであるが、マツダに関してはこの逆風を逆手に採る戦略が奏功している。09年3月期の第1四半期(4−6月期)の営業利益は12.4%減となったものの、第1四半期のグローバル販売台数は前年比10.8%増の35万8000台と確りと確保した。北米向けは0.9%増の小幅にとどまったが、欧州が19.2%増、中国は106%増と躍進。「北米については、SVRなど大型車の減速を小型車で補っている」(広報)という。燃費の優れた中小小型車中心の商品投入戦略が奏功しているからだ。今年はじめに投入した主力セダンの新型「マツダ アテンザ」は高い走行性能を誇り、新型マツダ「マツダ2」は2008年世界カーオブザ・イヤーを受賞し7月に販売した新型「ビアンテ」は月間目標の2倍の受注を確保したもようだ。10年度を目標とする新中期計画「マツダ アドバンストメントプラン」(グローバル販売台数160万台以上 営業利益2000億円以上)はもちろん「変更するつもりはない」(同)。