長期的な影響は小さい
- キャノン [7751] 東証1部 時価:4,840円
キャノンが210円安(3840円)と急落した。これはリコーが米国販売会社大手のIKON社(本社米国ペンシルバニア)を買収したことへの影響だ。買収金額は1721億円。IKON社は米国のフォーチュン500の大手顧客と友好な取引関係を有する事務機販売の大手で実はキャノンの米国における有力な販売会社の一社だ。キャノンでは「米国の販売会社では当社のなかで最大で長い付き合いもある」(キャノン広報)会社でキャノンでは「日本の企業が米国での販売強化を急ぐなかで他社の販売会社の買収はよくあること」と冷静に受け止めているものの「短期的な影響は避けられない」(同)と語っている。ただし、長期的な影響は小さいもようだ。一つは売上規模が1000億円程度の上に「米国では直販体制を強化中」(同)であり、IKON社への売上げ減少分は米国における直販店の強化で十分に補えるという。キャノンについては、モルガンスタンレーが市場拡大とシェア上昇、さらにデジカメなどの高成長を株価に織り込んでいないとして目標株価を6900円とするレポートを作成している。