大手都銀、HSBCがアンダーウエイトに引き下げ

HSBCは日本の大手4行の投資判断を引き下げた。大手都銀の収益環境が一段と厳しさを増しているためである。世界的な金融市場の混乱を受け、非金利収入が減少している上に投資商品の販売手数料や有価証券の売買手数料、投資銀行業務や債券売買によるALM関連業務の収益は軒並み減少している。しかも各行は国内のクレジット・サイクルの急速な悪化という問題にも直面している。ここに来ての新興不動産企業の相次ぐ倒産・破綻により与信関連費用が増加しており、事態は今後さらに悪化するはずであると見ている。このような状況において、日銀は政策金利を据え置いたことは大手行の国内の利ざやが縮小するリスクに直面することになる。このような収益環境の急速な悪化を予想しHSBCは大手銀行4グループの収益見通しを下方修正。三井住友の投資判断を「OverWeight」から「UnderWeight」、りそなを「OverWeight」から「Neutral」に引き下げ、三菱UFJの「UederWeight」とみずほの「Neural」は継続した。