海外が牽引
- 大和工業 [5444] 東証1部 時価:4,270円
電炉最大手の大和工業の業績が好調に推移している。4−6月期の第1四半期の連結経常利益は前年同期比27%増の146億円となり、通期の同利益見通しは期初計画の550億円から前期比3.7%増の590億円へ上方修正された。地域別で見ると日本が原材料である鉄スクラップの急騰に販売価格が追いつかず前年比大幅にマイナスとなった。しかし、その落ち込みをカバーしなお収益を押し上げたのが、海外拠点で「昨年6月に子会社化したタイ合弁会社・サイヤム・ヤマト・スチールが利益オンされたほか、韓国小会社ワイヤー・スティール・コーポレーションの業績が順調だった」(会社側)。さらに米国の持分法適用会社のニューコア・ヤマト・スティールも2ケタの増益となった。同社は建設ラッシュに沸き鋼材需要が拡大している中東のバーレーンに合弁会社を設立し2011年半ばをメドに製鉄所(製鋼年産130万トン、形鋼120万トン)を立ち上げる予定で海外拠点をさらに強化する。株価は中段の持ち合いながら中長期方針で買いに分があると判断している