漢方が力強く成長

ツムラ  [4540] 東証1部 時価:2,815円

漢方薬では国内最大手で入浴剤「バスクリン」を扱う子会社のツムラ ライフサイエンスを8月に45億円で売却し経営資源を漢方医薬品事業に集中する。09年3月期の4−6月期の第1四半期は家庭用品事業の落ち込みを漢方医薬品事業の伸びでカバー。売上高は3.7%増収に対し営業利益は7.1%増(40億1200万円)と出足は順調だった。このなかで漢方医薬品売上高は7.1%の高い伸びとなり、「ツムラ六君子湯」、「ツムラ肝散」、「ツムラ大建中湯」の3品目は10%を超える伸びとなった。通期の業績見通しを売上高で884億4000万円(従来予想975億円)、営業利益で160億円(同170億円)へ引き下げた。これはライフサイエンス事業を売却したことによるもので実質的にかなりの増収増益となる。2年に1度行われる薬価改訂は4月に実施された。業界平均の下げ率は5.2%に対し当社は3.3%の引き下げで影響は軽微。期末配当を23円から34円へ引き上げた。漢方医薬品事業に対する自信の表れと判断したい。