なお、上方修正も
- 能美防災 [6744] 東証1部 時価:688円
平成13年9月に東京都新宿区歌舞伎町で起きた火災で44名が死亡するという痛ましい事故があった。このことなどを理由に消防法が改正された今年6月から施行されている。新消防法では新築・既存を問わず火災報知機の設置が義務つけられた。能美防災は火災報知機のトップメーカーで消防法改正の特需が起きている。4‐6月期の第1四半期の連結営業利益は前年同期比18倍の13億6500万円と激増。このため、通期の同利益を従来予想の48億5000万円から前期比9.8%増の53億円へ上方修正された。しかし、なお、上方修正の可能性が高いと見る。今年春に消防庁が調査したところでは、火災報知機の設置は既存住宅では3割に過ぎないとしている。日本の住宅戸数は約2000万世帯。1戸あたり3−4個の火災報知機を設置するとなれば、その規模は2000万世帯×3個(1戸あたり)×6000円(単価は6000円〜8000円)=360億円。今期の住警器売上高は300万個、60億円(前期260万個)を計画しているが、「6月からの法改正を前に出足はすごく快調」(会社側)な状況で通期では会社計画をかなり上回る公算が大きく、コスモ証券では今期営業利益は前期比24.2%増の60億円へ早くも上方修正している。