受注高1兆円を突破
- 三菱重工 [7011] 東証1部 時価:489円
08年1Qの受注高が前年同期を56%も上回り1兆円の大台を突破した。内訳は自動車運搬船8隻を含む16隻の船舶部門の奮闘(前年同期は4隻)、さらには海外向けのコンバインドサイクル、同社お得意の風力発電システムを担当する原動機部門が牽引役となった。このほか機械・鉄構分野でアルジェリアでの肥料プラント(約18億ドル)も受注済みだがこれは2Qの計上となる。売上高は前年同期比2%増収、10%営業減益だが棚卸資産の評価に対する43億円の費用が含まれているため実質は7%の営業増益となる。民間航空機分野では「B787」プロジェクト(08年7月末の受注残は896機)が09年から量産に入る。計画では09年に21〜25機を生産、10年以降は月産7機のペースとなる予定。また国産旅客機「MRJ」プロジェクトは、すでに地上設備でのエンジンベンチテストは終了、7月から飛行テストを開始した。この機種の売り物は同機種比で30%の燃費改善にある。13年から生産スタートの予定で、注文が殺到していることから同社の今後の収益面で大きくプラスに作用することになろう。PBR1倍台で赤字リスクのない同社は買いの好機だ。