評価が分かれるが強気対応

JSR  [4185] 東証1部 時価:1,856円

24日に4−6月期の決算を発表。連結経常利益は前年同期比8?増の158億円。通期業績見通しは当初計画を据え置いたものの、タイヤ向け汎用ゴムのマージン改善、エラスト事業が伸びて出足は順調という印象が強かったが、アナリストの間では評価が大きく分かれている。強気の意見を採る国内銀行系証券では第1Qの収益環境が厳しいなかで前年同期を上回る営業・経常利益を確保したのは,PDP材料の不振が続いたものの、LCD材料が計画を上回る増収となったことを順調と評価し09年3月期の通期営業利益は会社計画の610億円を上回る前期比前期比1.6?増の630億円の達成は可能としている。この見方に対しある米国証券では第2Qから原材料価格高騰による石油価格の採算悪化とLCDパネル価格下落と減産によるLCD材料の数量・価格の不振、メモリー価格の下落による半導体材料の不振が大きく、会社計画の達成は困難という弱気の評価をしている。こうした強・弱の見方に対し会社側では「LCDなど電気材料部門の収益見通しをどのように捉えるかで見方が大きく分かれているようだが、現在、第2Q以降の見通しについて精査中」とのコメントにとどめている。強気対応でいきたい。