「再建の名手」永守氏に賭ける

日本電産  [6594] 東証1部 時価:7,200円

米サブプライムローン問題に加え原油・食糧価格の高騰に揺さぶられ、世界経済はまさに混沌。米国株の先行きはさらに不透明感を増し、どうやら日本株の調整はかなり長引きそうな雲行きである。このようななかで投資者の信じるところは経営者の資質に行き着くようだ。「再建の名手」といわて久しい日本電産グループの統帥・永守氏の経営力に再び期待したい。日本電産はこのほど中国工場見学会を実施した。この見学会に参加したある外国証券アナリストは、事業環境にかかわらず、自助努力で業績を達成する「情熱・熱意・執念」を感じる見学会であったと語り、「風が吹くとき、凧が飛ぶのは当たり前、無風でも走って凧を飛ばす」日本電産を再確認したという。日本電産は6月23日に当社子会社の日本電産有限公司が中国上海の車載用モータ会社を完全買収した。すでに日本電産自動車モータ有限公司において、パワーステアリング用モータを量産、また、日本電産有限公司においても車載ブラシ付モータの量産体制を整え、永守氏が次のステップを位置づける中国における生産体制が整い、永守イズムが中国において浸透しようとしている。現在の株価は直近の最安値圏であり、不透明感の強いなかで最大の買い局面に来ているようだ。