過去最大の値上げで追風に

コープケミカル  [4003] 東証1部 時価:261円

地合いが冴えない中、全農系の肥料大手メーカーである同社の健闘が目立つ。肥料メーカーは肥料の3要素であるチッソ・リン酸・カリの大半を輸入に依存している。その価格が上昇しているためこの数年間は価格の転嫁が出来ず同社も苦境下にあった。しかし、同社はいまようやくこのアゲンストがフォローに代わる時を迎えた。親会社であるJA全農が、肥料価格を7月から1.5〜2倍という過去最大の上げ幅となる値上げを予定しているからである。コープケミカルの前3月期は売上高227億円(前期比4.7%増)、経常利益6.4億円(同68.5%増)だった。コスト削減の努力の結果である。また今期の見通しは売上高233億円(同7.4%増)、経常利益6.3億円(同66.2%増)である。しかし、この数字には、「7月の価格改定は一切織り込まれてはいない」(同社)。したがって、今回の値上げは、同社にとって多大のメリットをもたらすことは必定で上方修正は確実だ。7月に発足25周年を迎えることから2円の記念配を実施する予定となっている。