原油高騰のなかでさらに存在感

アルパック  [6728] 東証1部 時価:3,890円

太陽電池製造装置メーカーでは世界的メーカーのアルパックの存在感がさらに増してこよう。米国株安から日本株も調整色を強め、自動車用リチウムイオン電池、太陽光電池関連はさすがに一服もようだが、原油先物価格が140ドルの大台を更新するなかでメーカー側の強気な姿勢はさらに高まっているからだ。6月9日に福田首相は『太陽光発電世界1』の座を取り戻すため、2030年に太陽光発電の導入量を現在の40倍に引き上げると表明したあとにシャープは関西電力と共同で世界最大級の太陽光発電所を建設する意向を表明したが、企業が積極的に太陽光発電を取り入れる流れは一気に加速する見通しだ。シャープでは薄膜太陽光発電を採用する。アルパックはこの薄膜太陽電池のメーカーで主にアジア向けに提供しているが、足元の受注は好調そのものである。08年6月期の収益は自動車部品向け真空熱処理炉の急減で大幅に落ち込むが、09年6月期の経常利益は今期推定比3倍の150億円レベルに急増する見通しである。太陽電池製造設備売上増が収益に寄与するためだ。なお、08年6月期の決算は8月14日に発表の予定。