全世界で300億円の増益要因
- 旭硝子 [5201] 東証1部 時価:1,379円
旭硝子は自動車用ガラス製品の値上げ交渉を25日から入った。値上げ幅は10?程度で値上げが実現すれば第2次石油ショック以来29年ぶりのことだ。値上げするのは重油をはじめ原燃料材料価格の高騰に伴う主要材料である板ガラスや中間膜などの価格が短期間で急騰、さらに製造設備を動かすために必要なエネルギー、輸送費にかかるコストなど高騰しており、コストダウンなどの企業努力だけでコストアップ分を吸収することができないためだ。「自動車用ガラス売上高については公表していない」(同社)というが、ある外国証券では、日本国内の自動車用ガラス売上高は1350〜1400億円、アジアでは約350億円、合計1700億円強と推定している。このため、10?の値上げが実現すれば、170億円の増益要因となり、今期利益は増額修正の可能性が生まれる。仮に全世界で自動車用ガラスを10?値上げできれば、300億円強の増益効果が発生すると読んでいる。会社側では、原燃料高などがさらに進展すれば、再値上げの用意があるとしている。