今期純利益200億円が上乗せに
- 三井物産 [8894] 東証1部 時価:2,380円
日本を代表する総合エネルギー企業だが、ここに来て今期の純利益が会社予想の4600億円(前期比12.2%増)をさらに200億円上回る要因が出てきた。同社の特徴点は、自前の鉱区を多く保有していることだ。この200億円上乗せの理由は、豪州の鉄鉱石価格の値上げによるものである。このほど決まった鉄鉱石の価格は粉鉱が80%、塊鉱が97%の値上げである。今期純利益予想(4600億円)は、すでに決まったブラジルの鉄鉱石の値上げ(65%アップ)が前提となっており、豪州分は入っていない。従ってこの分が新たに加算されることになるというわけだ。同社は8月の4日に1Q決算を発表する予定だが、ここで新たに上方修正されることになる見込みである。また、原油価格は上昇の一途をたどっているが、同社の前提価格は1バーレル当たり85ドルであり、これを上回った分は利益に直結する。ちなみに、同社の場合、1バーレル当たり1ドルの上昇で純利益は20億円の増となる。同社のエネルギー増産は加速度を増しており、収益的には大きなプラス要因だ。株価もこれを評価する動きを見せる見通しだ。