電池の戦略会社に資本参加

日立マクセル  [6810] 東証1部 時価:1,432円

日立系のバッテリーメーカーの新神戸電機が高騰を続けている。日立グループのなかで自動車用リチウムイオン電池を手掛けているため個人投資家を中心に買いが続いているが、同じ日立グループのなかで有力な電池メーカーである日立マクセルの存在を無視することができない。情報メディア部門が売上高の5割を占め、リチウムイオンなどの電池部門は約2割の上に電池の有力用途は携帯電話やポータブル向けなどの小型電池に特化しているため、人気化しにくいところがあるが、日立が04年に設立した自動車用リチウムイオン電池の戦略会社である日立ビークルエナジー(資本金70億円 本社茨城県)に10%出資しており、グループのなかでは非常に重要な立場を保持している。日立はいすゞなどトラックメーカー向けにリチウムイオン電池を量産開始しているほか、GMが2010年から発売予定のハイブリッド車にリチウムイオン電池の搭載が決定しており、リチウムイオン電池開発競争では先端を走っている。日立マクセルが現在推進中の中期経営計画では、電池、光学部品、機能性材料の3部門を重点強化事業として3年間に500億円を投資し10年度の営業利益率を6%に引き上げる計画である。