JR東日本、JR西日本に注目
- 1987年に国鉄の分割民営化からJRは21年の年月が経ち、JR東日本は3月に「グループ経営ビジョン2020−挑む」という長期ビジョンを立ち上げた。長期ビジョンの中身は「究極の安全」と「持続的成長と次代への挑戦」など。究極的な安全は言うに及ばないが、持続的な成長と次代への挑戦については、注目すべきだ。鉄道事業以外の小売業と不動産販売の成長ポテンシャルの大きさは高く評価したい。07年11月からグランドトウキョウノースタワー、サウスタワーの開業は不動産事業の底上げに寄与した。今後は新宿駅、横浜駅、品川車両基地の跡地開発など15年以降の竣工になる大規模開発が控え、将来的な収益寄与は大きい。JR東日本に次いでJR西日本の開発案件は11年春の大阪駅再開発プロジェクトの開業打。開業効果の売上として不動産事業で年間115−120億円、流通事業で年間550億円以上、鉄道事業で年間45−55億円を想定し11年開業後、5−6年後に合計年間110億円程度の営業利益寄与を見込んでいる。JR東日本、JR西日本の09年3月期を初年度とする中期経営計画の優先順位は、成長分野への積極投資と株主還元。中期的に高評価されよう。格好の買い局面と考えている。