米雇用統計を好感

<先週末5日のNY市場は上昇> 注目されていた2月の米雇用統計は雇用者数(非農業部門)が前月比3万6000人減と、事前予想(7万5000人減)より小幅にとどまった。また悪化が見込まれていた失業率も前月比変わらずの9・7%にとどまった。悪化しなかった雇用統計を受け、市場は全面高の様相を呈した。コモディティ価格が上昇し、素材・エネルギー関連株が上昇を牽引した。ダウはプラス122・06ドル、NASDAQ指数も34・04ポイント高と年初来高値を更新して終了した。
<為替> NY市場の円相場は大幅続落、90・30円で取引を終えた。雇用統計の発表直後にドル円は89・20円台から90円台に急伸した。市場参加者の間ではFRBが景気の回復に応じて金利引き上げの方向に近づく可能性があるとの見方が広がった。
<商品> 金先物は反発。原油も反発した。
<東京市場の前場は1万500円台を回復> 前場の日経平均株価は182円34銭高の1万551円30銭と続伸、ザラ場では1月26日以来の1万500円台を回復した。先週末の米株急伸や円高の一服を受けて買いが広がった。外国証券経由の注文状況は、売りが1220万株、買いは2600万株と大幅な買い越しだった。円安進行を受け、ソニー、パナソニック、日産自、キャノン、などの輸出株関連が堅調。JTはクレディ・スイスの格上げなどで上昇、またバルチック海運指数が大幅続伸となったことから海運セクターの上昇が目立った。
<今週はSQ> 今週末は3月メジャー月SQを控える。日銀が新型オペの導入を決定した昨年12月1日以降、日経平均株価は連騰、株価は約1000円幅上げた。今日の一部報道「日銀追加緩和策を検討」で市場が敏感に反応したのはこのためだ。 

 明智 平蔵