市場は揉み合い商状

<3月1日のNY市場は小幅続伸> 週明けの株式市場はM&A(AIGがアジア生命保険部門をプルデンシャルに売却で合意)の発表や、1月の個人消費支出が予想を上回ったことを好感して高く寄り付いた。欧州諸国によるギリシャ救済期待が高まったことも支援材料となった。2月のISM製造業景況指数は予想を下回り売られる局面もあったが回復し、その後も終日堅調で主要株価指数はザラ場の高値圏で終了した。ダウはプラス78・53ドルだった。 
<為替> ロンドン市場の円相場は反落。89・38円へ弱含んだ。英ポンドは急落した。NY市場ではドル安気味。英ポンドは英国の世論調査で74年以来、初めて少数与党政権が誕生する可能性が示唆され財政赤字削減策が滞るとの懸念からポンド売りが膨らんだ。2月のISM製造業景況指数が悪化したことでドル円は一時89円を割り込み88・97円をつけた。その後株価は上昇したがドル円は88・99円で終えた。
<商品> 金先物は軟調。原油は反発した。
<東京市場の前場は3日ぶりに小反落> 前場の日経平均株価は2円26銭安の1万169円80銭と3日振り小反落で引けた。外国証券経由の注文状況は売りが1560万株、買いは1600万株だった。市場は揉み合い商状。ゴールドマンがソニーを買いでカバレッジを開始し目標株価を3800円としたことから小幅での値上がりとなった。反面、船井電機を売りとし、目標株価を3300円としたことで売られている。京セラはドイツ証券が買いに引き上げ目標株価を1万1000円と高めたことを好感している。ブラジルの高速鉄道計画に絡み三井物産や東芝、東洋電機製造、日本車両などが堅調な動きを見せている。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇したため半導体関連株が買われている。アステラス製薬は米ナスダック上場の医薬品メーカー(OSIファーマシューティカルズ)にTOBを提案したと発表し株価は値下がりしている。為替市場ではドル・円は89・27円での取引となっている。

明智 平蔵