実質3月相場入り

<先週末26日のNY市場は小幅高> シカゴ購買部協会が発表した景況指数で製造業活動の拡大が示されたほか、第4四半期の米実質国内総生産(GDP)の改定値が予想を上回ったことが支援材料となった。中古住宅販売件数が予想に反して低下すると、いったん売られたがドル安を背景にしたコモディティ価格の上昇で、主要株価指数は小幅高で終了した。ダウはプラス4・23ドルで終えた。
<為替> ロンドン市場の円相場は小動きだった。ドイツ政府やドイツ民間銀行によるギリシャ国債購入の可能性が取りざたされユーロ買いが活発化した。NY市場ではドルが軟調。89・15円で始まったが中古住宅販売件数が予想に反して低下したことから米国株が下げ、ドル円は88・74円へ下落した。引けは89・01円だった。
<商品> 金先物は続伸。原油は反発した。
<東京市場の前場は小幅高> 前場の日経平均株価は48円41銭高の1万174円44銭と小幅高で終えた。外国証券経由の注文状況は売りが2390万株、買いは1550万株だった。相場は揉み合いで始まっているがトヨタや本田、日産などの自動車株は足踏みとなり商社や電機株も動意薄で銀行や不動産株も値動きの乏しい状況。チリで発生した大地震の影響で一部の鉱山が操業停止と伝えられており、銅関連を中心に非鉄金属関連株が買われている。
<実質3月相場入り> 今日から3月相場(年度末相場)が始まる。海外発の材料を待ちながら、節目1万円を下値支持とした動きが続きそうだ。今週は月初ということもあり米国でも2月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が発表される。最大の材料は週末に発表される2月の米雇用統計である。雇用統計の前提となる週間の失業保険申請件数は2月に入り予想よりも悪化する流れとなっており注目したい。国内株物色では高配当利回り株や、増配期待株などがベースとなろう。

明智 平蔵