最悪のギリシャ情勢
- <24日のNY市場は上昇> 小幅高で始まったが、1月の新築住宅販売件数が予想を下回り過去最低に落ち込んだことが明らかになると、上昇幅を吐き出した。しかしバーナンキFRB議長が議会証言で超低金利政策維持の必要性を再確認したことで、先週公定歩合の引き上げ発表以降高まっていた利上げ懸念が後退し、一時ダウは100ドル超の上昇。その後はザラ場の高値圏で堅調に推移し、ダウは91・75ドル高で引けた。前日売られた半導体が全体の上昇を牽引した。
<為替> ロンドン時間では90・10円台で揉み合い。NY市場ではドル・円は新築住宅販売件数の不調などから89・89円へ下落した。株式市場でバーナンキ発言から100ドル超の上昇を受けドルは買い優勢の展開となり、90円台を回復した。
<商品> 金先物は続落。原油は反発した。
<東京市場の前場は続落> 前場の日経平均株価は19円04銭安の1万179円79銭と小幅ながら3日続落となった。朝方は買い先行で始まったが円高進行を嫌気して値を消している。ドル・円は89・77円での取引となっている。外国証券経由の注文状況は、売りが1910万株、買いは2130万株と買い越しだった。米FBIが独禁法違反の疑いでデンソー(6902)の米国法人と東海理化(6995)を捜査したと伝えられ2社が売られている。クレディスイスが中国塗料(4617)の目標株価を900円とし買われ、メリルリンチがSUMCO(3438)の目標株価を1050円から約2倍の2000円に引き上げたことで買われた。また、モルガンスタンレー証券がGSユアサ(6674)の株式の5・06%を取得したことが判明した。
<トヨタのADRは上昇> トヨタのリコール問題に関する公聴会が開催され、豊田社長が出席した。トヨタのADRは前日比プラス2・78ドルの74・33ドルで引けている。
<最悪のギリシャ情勢> ギリシャは10日(50万人)に続き、24日(200万人)も労働組合がストライキを決行、参加組合は公務員から民間に拡大し、警察当局とデモ隊が衝突するなど混乱に拍車がかかっている模様だ。1昨日はアテネ証券取引所が封鎖されるなど混乱が続いているが、ストに報道機関も加わっていることから、情報も途絶え気味となっている。S&Pがギリシャの格付けを、1ヶ月以内に現行水準から1もしくは2段階引き下げる可能性があると発表した。
明智 平蔵