さらに取組み妙味は増す
- 鬼怒川ゴム [5196] 東証1部 時価:296円
大手銀行が保有する取引先の株式売却が加速している。20日、日経が伝えたところでは、3メガバンクは2009年4〜12月に帳簿価格で前年同期の約2.5倍にあたる4000億円程度の株式を売却したもよう。三菱UFJは1500億円、みずほは2000億円を売却している。三井住友は保有比率を25%まで圧縮するという。銀行が売却に動き始めた背景は、08年の金融危機を受け世界的な銀行の自己資本規制強化の流れで三菱UFJなどは大規模な資本強化に努めてきた。こうした動きが株価の頭を抑える大きな背景となっている。この動きは3月一杯続くとなれば、物色の矛先は銀行保有株の小さい低位材料株だろう。鬼怒川ゴムを一貫して奨める背景は、利益水準に対し株価が絶対的に安く取組み妙味がさらに増していることだ。さらに銀行の売り圧迫懸念が小さい。19日現在の買い残は756万株、売り残は964万株。信用規制は解除されている。一方、上位株主は日産や生保で大手銀行はりそな、それも保有株式は81万株に過ぎない。レシオ10倍の350円は固い。