上方修正と増配

河合楽器  [7952] 東証1部 時価:132円

昨日の東京市場は下落。上海市場は春節で1週間の休場。海外資金の流入が細るなか国内投資家の買い手控えで売買代金は大発会以来の低水準となった。ギリシャ財政問題は同国が発行した国債の償還資金が必要になる3月に本当の危機を迎える。このため、南欧州の財政問題は長引きそうだ。15日付けニューヨーク・タイムスは、ゴールドマン・サックス(GS)が金融取引を通じてギリシャの債務隠しに加担したと報じた。新たな疑惑発生でGS株は急落する恐れがある。第3四半期の決算発表は峠を越えた。好材料出尽しで買い手掛かり難。このため、マーケットは弱含みの展開を強いられそうだ。個別株で当面は凌ぐところだ。河合楽器は132円、6円高。出来高も400万株に膨らみ異彩な動きだ。9日に発表した第3四半期営業利益は前年同期比36.3%増を達成。1円増配の2.5円配当を実施したいと表明した。中国向けピアノなど楽器事業が特に好調という。通期営業利益見通しは修正しなかったものの、増額修正含みで今期EPS(9.35円)計画はかなり上ぶれする公算がある。1株当たり純資産は144円強。昨年7月高値(149円)超えは必至と見る。三井松島、日本カーバイド、さらに黒埼播磨なども引き続き注目したい。