上値余地大きい

河合楽器 [7952] 東証1部 時価:123円

米国株高の支援を受け前場の日経平均は74円高。1万円台を回復している。好決算の太平洋金属、日本電工、旭硝子、黒崎播磨のほかソニー、トヨタ、三菱商事などが値を飛ばした。だが、欧州連合がギリシャ支援を決める好材料の割には前場の売買高は10億株未満にとどまった。連休の谷間ということもあるが、やはり、米金融規制法案や中国の金融引締めなどが懸念であるほか、日本株自体が調整中であることで買い意欲は欠けるようだ。9日に第3四半期(4−12月期)の決算と1円増配を発表した河合楽器の将来性に期待したい。第3四半期の営業利益は17億1000万円(前年同期比36.3%増)。国内向けは景気回復の遅れから伸び悩んでいる。だが、中国向け楽器が引き続き好調である。音楽教室の原価改善などが寄与し収益は大幅に改善した。このため、通期営業利益見通しを前回予想の12億円から17億円へ引き上げた。だが、第4四半期の営業損益はゼロの見込みだ。中国向け楽器の活況を考慮すると大変、保守的な見方で最終的には計画をかなり超過する可能性が高い。1株当たり純資産は144円。2.5円の配当を考えると現在の株価は割安。昨年7月高値(149円)超えは必至だろう。