大幅上方修正
- ADEKA [4401] 東証1部 時価:844円
先週末に発表した1月の米雇用統計は、非農業者部門雇用統計が前月比2万人減、失業率が10%から9.7%へ低下した。ギリシャ、ポルトガル、スペインの財政赤字で欧州景気回復は影響を受ける懸念から欧州株は下落した。その余波を受けNYダウ平均は一時160ドル安と大幅続落したが、失業率の改善から引けにかけて買い戻され10ドル高となった。今週も引き続き欧州株と為替が波乱要因となるだが、そもそも、今回の株価調整の原因を引き起こしたのは、オバマ大統領が打ち出した新金融規制案。これによってリスクマネーの供給が減る懸念だった。しかし、同規制案を提唱したボルガー元FRB議長は先週上院での公聴会で「各国との間で金融規制の強調は必要」との考え方を示したことから市場では過度に厳しい規制にはならないとの見方が強まっている。引き続きトヨタのリコール問題が株価の上値を抑えるが、市場は戻りを試す展開へ移る。味の素(2802)、積水化学(4204)、住友金属鉱山(5713)、ガイシ(5333)、特殊陶業(5334)、ブラザー(6448)、ファナック(6954)、住友商事(8053)など業績上方修正銘柄に注目したい。ADEKAは10年3月期の通期営業利益見通しを前期比35.9%増の95億円へ大幅上方修正した。EPSは58円。割安感が一気に強まった。