さらに上振れ余地
- ダイセル工業 [4202] 東証1部 時価:560円
米欧州株の大幅下落と円為替の急伸を受け、前場の東京市場は急落となった。ギリシア、スペイン、ポルトガルなどで金融不安が台頭しており、世界同時株安の様相を呈し始めている。週末の持ち高整理、さらに午後のアジア株の動向では後場に持ち直す可能性は小さい。1月の米雇用統計の発表を控えているので見送りが賢明かも知れない。だが、光明も見える。トヨタ、トヨタ関連銘柄が小反発していることだ。おそらく、来週前半にも相場は落ち着きを取り戻すだろう。従って、突っ込み買い噴き値売りなら短期間で勝利する公算がある。ダイセル工業は昨日、第3四半期業績を発表。第3四半期までの営業利益は、143億5300万円、前年同期比32%減となったものの、液晶テレビの販売増加に伴う光学フィルムに使う酢酸セルロースが好調で会社計画を上回った。特に3四半期営業利益は92億4000万円を達成し会社計画(58億9000万円)を30億円も上回った。このため、通期営業利益見通しを従来予想の150億円から前期比79%増の190億円へ引き上げた。第4四半期の計画はかなり保守的に見ており、最終的にはさらに上振れ余地があると考える。マーケット環境が落ち着けば、昨年8月高値(640円)超えの可能性は相当に高いだろう。