米雇用統計は大幅改善予想
- NY市場
米株式市場は朝方発表された雇用関連指数が予想ほど悪化していなかったことが下支えされたものの、2日続伸の後で買い上がる材料に欠け、主力3指数はレンジ内の動きとなった。セクターでは、予想を上回る好決算を発表したニューズ・コーポレーションを筆頭にメディアが上昇。自動車関連は証券会社の投資判断引き上げを受けたジョンソンコントロールズ、トヨタのリコール問題で恩恵を受けるとの期待が高いフォードが上昇。ハイテクではITハードウェアやソフトウェアが堅調。金融が朝方から下落したほか、ファイザーの決算が予想を下回ったことを背景に薬品株も軟調。
為替
為替市場は、90.39円で取引が開始したドル円は90.07円がボトムとなり、その後はドル高/円安に振れ一時91.28円を付けた。為替市場を大きく左右する米雇用統計の発表は2日後。この動向が最大の関心事となっている。昨日、米国でADP雇用統計とチャレンジャー人員削減数が発表された。添付ファイルの第1チャートが示すようにこれらの統計は米雇用統計の非農業者雇用者数前月比と同じトレンドであるので今週発表の非農業者雇用者数前月比が11月以来のプラス転換する期待につながる。おそらく、雇用統計は今後急好転する可能性が高いと思われる。1月後半に起きた株価調整は弱い経済統計が理由であったので、これら雇用統計の好転は当面、株高要因であると判断され、3月に向けたラリーが期待できる。
東京市場
米国株の小幅な下げを受け、日経平均は小幅安(10時現在)。キャノンなど一部のハイテク株や好決算発表のホンダは大幅上昇したが、やはり、トヨタの大規模なリコール問題が大きな重石となり、トヨタ、およびトヨタ関連銘柄が続落している。「トヨタがこけたら日本経済は凋落する」といわれるようにトヨタのリコール問題の落ち着きが最大の関心事となる。トヨタは本日、第3四半期業績を発表する予定。
明智 平蔵